インターネット回線の月額って集合住宅(マンション)よりも戸建て(一軒家)の方が高額になりますよね。
具体的にはフレッツ光、ドコモ光、auひかり、ソフトバンク光など、大手のサービスを見ても、1,200〜1,500円ほど戸建ての方が高く設定されています。
なぜ戸建ての方がネット代が高くなるか、知っていますか?
まず前提として戸建てでも、マンションでも開通工事の費用は同じです。
フレッツ光、ドコモ光、ソフトバンク光などNTTの回線を使うネットサービスは基本的に24,000円、auひかりやNURO光はもう少し高くて40,000円となっています。
しかし実際には戸建てとマンションでは工事内容は全く異なります!おまけに戸建ての開通工事の方が全然大変です!

開通工事をするNTTの業者さんに聞いたら、戸建ての開通工事は大変だから、同じ金額じゃぁ、割りに合わない(汗)って言っていました!
作業員の人に詳しく聞いたところ、戸建ての開通工事は、マンションの倍以上の作業量がかかっているそうです。
それでも工事費を上げてしまうと申し込みが減ってしまう。そこで、戸建てだけ月額を高く設定しているわけです。
戸建てとマンションの開通工事の違い
戸建ての開通工事
戸建てで開通工事が必要な場合、不要な場合
新築戸建ての場合は必ず開通工事をしないとネットを利用することができません。
賃貸の場合は、自宅に光コンセントやモデムが設置してあればすでに開通工事が終わっていることが多く工事は不要です。

戸建ての開通工事の作業内容
戸建ての場合、所要時間は1時間前後、作業員さんがやることは3つです。
まず電柱のクロージャーと言われる部分から、光ファイバーケーブルをあなたの自宅まで引っ張ってきます。
クロージャーは下の写真のような、電柱にくっついている黒い箱です。

次にクロージャーの中に入った光ファイバーケーブルを自宅に引き込みます。
ケーブルを引き込むときは、エアコンのダクトや電話線の配管などを通すことがほとんどです。穴を開けたりすることは滅多にありません。


これだけでも結構大掛かりですよね・・・。マンションの開通工事よりも大変!!!
最後にマンションと同じく、室内にモデム(通信機器_下の写真)を設置したら完了です。

戸建てのネットのメリット・デメリット
先にデメリットからいうとズバリ「月額が高いこと」です。
どの会社のネットであれ、マンションよりも戸建てプランの方が1,200〜1,500円高くなります。これは上でも説明した通り「マンションより戸建ての方が開通工事が大変だから」です。
メリットは独自回線だから通信速度がめちゃくちゃ安定して速いということです。
マンションの場合は、住人全員で一つの回線をシェアします。なので、土日や夜間など利用者が増える時間帯はネットの速度が遅くなることがあります。
しかし戸建ての場合は、1家庭につき1回線なので、混雑することがほとんどなく、ネットが安定して高速というわけです。
マンションの開通工事
マンションで開通工事が必要な場合、不要な場合
マンションでは「そのマンションがインターネットに対応しているか」が重要です。
対応していない場合は固定回線でインターネットを利用することはできません。この場合はホームルーターを利用することになります。
ちなみにホームルーターは自宅専用のポケットWiFiと考えて問題ありません。契約すれば工事不要で利用することができます。
新築の場合はまず間違いなくインターネットに対応しています。
賃貸物件の場合、インターネットに対応しているか、いないかは不動産屋さんに聞いてみましょう。
工事が必要か、不要かは光コンセントがあるかどうか、もしくは前の住人がフレッツ光の契約をしていたかで判断します。


もしくはあなたの部屋にモデムがあれば、前の住人がフレッツ光などのインターネット回線を引いていた可能性があり、その場合も工事不要となります。
マンションの開通工事の作業内容
所要時間は30分前後で、やることは2つだけです。
まずエントランスなどの共用部にあるMDF室(下の写真)というところで簡単な作業を行います。

次にあなたの自宅にモデム(下の写真)を設置するだけです。

アパートの場合はどうなるの?
アパートの場合はててものにインターネット回線が導入されている場合は、マンションと同じ。
インターネット回線が導入されていない場合は戸建てと同じ工事になります。
マンションのネットのメリット・デメリット
メリットは工事の負担が少ないことと月額が(戸建てに比べて)安いことです。
まずインターネット対応のマンションであれば、大概は上のような簡単な開通工事で済みます。大家さんの許可・確認の必要もないので手間はかかりません(ただし、NURO光、auひかり、J:COMなど自社回線を引く場合をのぞく)
月額も、戸建てプランよりも1,200〜1,500円程度安く済みます。
デメリットは、マンションの住人で一つの回線をシェアするので時間帯によってはつながりにくくなることです。
ただ、最近ではiPv6という「混雑しにくいネット回線」が主流になっているので、かなり緩和されてきています。

ぼくも自宅はマンションで、ソフトバンク光を利用しています。iPv6の超高速インターネットなので遅いと感じることはありません。
まとめ
このページの内容は、ぼくが固定回線の工事をしてもらっている際に、開通工事を担当したNTTの作業員さんから教えてもらったことです。



工事の最中でも快く質問に答えてくれた作業員さん、本当にありがとうございました!
作業員さん曰く、「戸建ての開通工事は結構大変です。マンションの方が楽ですね笑」なんて言っていました。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
戸建ての方が高い理由はわかりましたか?
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ぜひ、のぞいてみてくださいね!
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