結論: NTT東西の光回線解約時の撤去工事費は、2026年4月1日以降の解約申込分からすでに有料化されています(派遣工事の場合・無派遣=機器返却のみなら無料)。さらに2026年7月1日以降は撤去工事費が値上げされる予定のため、「乗り換えるかどうか迷っている」方は値上げ前の今が、よりコストの少ないタイミングです。
「そろそろ光回線を乗り換えようと思っていたが、後回しにしていた」——そんな方にとって2026年は大きな転換点です。
NTT東西は2026年4月1日以降の解約申込分から、フレッツ光および光コラボの解約時に派遣工事で設備を撤去する場合の撤去工事費を有料化しています。さらに2026年7月1日以降は値上げが予定されています。金額・対象範囲の詳細はNTT東西公式サイトで必ずご確認ください。
本記事では「有料化・値上げの概要」「乗り換えを今やるべきかの判断軸」「乗り換え手順」「よくある疑問」を整理します。
撤去工事費の有料化(2026年4月〜)と7月1日の値上げ
NTT東西は光回線(フレッツ光・光コラボ)の解約時に派遣工事で設備を撤去する場合の撤去工事費を、2026年4月1日以降の解約申込分から利用者負担としています。金額(2026年6月30日までの解約申込・税込)は以下のとおりです。最新の金額・条件は公式サイトで必ずご確認ください。
| エリア | 撤去工事費(〜2026年6月30日申込分・税込) | 備考 |
|---|---|---|
| NTT東日本エリア | 戸建て13,200円/集合住宅11,000円 | 2026年7月1日以降はWeb以外申込で戸建て14,300円/集合住宅12,100円に値上げ予定 |
| NTT西日本エリア | 戸建て20,900円/集合住宅14,300円 | 2026年7月1日以降は戸建て22,000円/集合住宅15,400円に値上げ予定 |
| 無派遣工事(機器返却のみ) | 無料 | 工事担当者の訪問が不要な場合は引き続き無料 |
「転用」(光コラボ間の乗り換え)や「事業者変更」(フレッツ光←→光コラボの切り替え)の場合は、撤去工事が発生しないケースもあります。この点も公式で確認することをおすすめします。
今乗り換えるべきか?判断フレーム
全員が「今すぐ乗り換えるべき」とは限りません。以下の条件で判断してください。
乗り換えを急ぐべきケース
- 現在の光回線に不満がある(速度・料金・サポート)
- 違約金の残期間が2026年6月中に終わる(あるいは違約金なし)——7月の値上げ前に動ける
- 戸建てまたは集合住宅で、NTT東西フレッツ光・光コラボを使用中
- 乗り換えキャンペーンのキャッシュバック額が違約金を上回る見込み
様子を見てよいケース
- 現在の回線に満足しており、乗り換え動機が「工事費だけ」
- 違約金が撤去工事費(約1.1万〜2.1万円・エリアと住居タイプによる)より大幅に高い(例:30,000円以上残っている)
- 引越し予定がある(引越し後の乗り換えが効率的)
- 集合住宅でNTT回線を使わないタイプ(NURO光・電力系等)
判断の目安: 「今の回線に不満あり + 6月中に違約金が消える/ない」なら値上げ前の今動くのが合理的です。逆に「満足している + 違約金が高い」なら、撤去工事費を払ってでも乗り換えるメリットがあるかを計算してから決断を。なお無派遣工事(機器返却のみ)で済む場合、撤去工事費はかかりません。
乗り換え前に確認すべきコスト
乗り換えに際して発生しうるコストをあらかじめ把握しておくと、意思決定がスムーズです。
現在の契約で発生しうるコスト
| 項目 | 確認先 | 目安 |
|---|---|---|
| 解約違約金 | 現在の契約書・マイページ | ※契約プランにより異なる |
| 撤去工事費(NTT東西) | NTT東西公式サイト | 東: 戸建13,200円/集合11,000円・西: 戸建20,900円/集合14,300円(2026年6月30日まで・7月以降値上げ予定。無派遣は無料) |
| ルーターレンタル残債 | 現在の契約書・マイページ |
新規契約(乗り換え先)で発生しうるコスト
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 新規工事費 | 無料〜44,000円程度(キャンペーンで無料になる場合が多い) |
| 初月日割り料金 | 契約プランによる |
| キャッシュバック | 乗り換えの場合は数千〜数万円のキャッシュバックがある場合も |
ポイント: 現在の解約コスト合計と、乗り換え先のキャッシュバックを比較すると「トータルでいくら得か・損か」が見えます。
光回線の乗り換え手順5ステップ
乗り換えには「転用」「事業者変更」「新規(解約→新規)」の3パターンがあります。2026年7月1日の値上げ前の完了を目指す場合は余裕を持って6月中旬までに申し込むのがおすすめです(開通工事の日程調整に2〜4週間かかることがあるため)。
パターン別の手順概要
パターンA:光コラボ間の乗り換え(転用)
- 現在の事業者に転用承諾番号を発行してもらう(マイページまたは電話)
- 乗り換え先に転用承諾番号を伝えて申し込む
- 開通日に切り替え完了(工事不要)
- 旧プロバイダを解約手続き
- (任意)新ルーターの設定
パターンB:フレッツ光←→光コラボの切り替え(事業者変更)
- 現在の事業者に事業者変更承諾番号を発行してもらう
- 乗り換え先に番号を伝えて申し込む
- 切り替え日に開通(工事不要・回線はNTTのまま)
- 旧プロバイダを解約
- (任意)ルーター設定変更
パターンC:異なる回線への新規乗り換え(例:NURO光・auひかり等)
- 現在の契約の解約違約金・撤去工事費を確認
- 乗り換え先に申し込み(工事日程調整)
- 乗り換え先の開通工事(立会い必要)
- 現在の回線を解約(撤去工事の日程調整)
- ルーター等の返却・設定変更
6月末完了のための目安: 開通工事は申し込みから2〜4週間かかることが多いです。6月末の完了を目指す場合、遅くとも6月上旬(6月10日頃まで)には申し込みを済ませることをおすすめします。
乗り換え先の選び方・比較
光回線選びで失敗しないために、以下の4軸で比較することをおすすめします。
乗り換え先比較の4軸
① エリア対応
提供エリアが最優先です。NURO光・auひかり等は対応エリアが限られます。まず公式サイトで自宅住所を検索してください。
② 月額料金とセット割
スマホをdocomo・au・SoftBankで使っている場合、セット割でスマホ料金が月数百〜千円程度安くなるプランがあります。
- docomo利用者 → ドコモ光(セット割対象)
- au/UQ mobile利用者 → auひかり(セット割対象)
- SoftBank/Y!mobile利用者 → SoftBank光(セット割対象)
- キャリア問わず速度・コスパ重視 → 各社比較ページで確認
③ 開通工事費・キャッシュバック
多くの光回線は乗り換えキャンペーンとして工事費無料・キャッシュバックを提供しています。キャッシュバックで現在の解約違約金や撤去工事費をカバーできるケースもあります。
④ 速度・回線品質
同じNTT回線を使う光コラボは理論上の最大速度は同じですが、プロバイダの混雑状況によって実効速度が変わります。口コミや実測値の比較も参考にしてください。
タイムライン早見表
2026年7月1日の値上げ前に乗り換えを完了させるための目安スケジュールです。
| 時期 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 今すぐ〜6月5日 | 現在の契約内容・違約金を確認 | マイページ or 契約書で確認 |
| 6月5日〜10日 | 乗り換え先を比較・申し込み | 工事日程の余裕のため10日頃が目安 |
| 6月中旬〜下旬 | 開通工事(立会いが必要な場合) | 平日午前・午後で日程調整 |
| 6月末まで | 旧回線を解約完了 | この日付が値上げ前後の金額の分岐点 |
| 2026年7月1日〜 | 撤去工事費が値上げ予定 | 東: 戸建14,300円/集合12,100円(Web以外申込)・西: 戸建22,000円/集合15,400円 |
注意: 「解約完了日」と「撤去工事実施日」は異なる場合があります。解約手続き後も撤去工事の日程調整が必要なことがあるため、値上げ前後どちらの金額が適用されるか(申込日・工事日のどちらが基準か)を、NTT東西または現在の事業者に事前確認することをおすすめします。
よくある質問
Q. 転用・事業者変更でも撤去工事費はかかりますか?
A. 転用や事業者変更の場合、NTTの回線設備は撤去されないため、撤去工事費は発生しないのが一般的です。ただし、プロバイダ独自の解約手数料が別途かかる場合があります。
詳細は現在ご契約の事業者に確認してください。
Q. 光コラボ(ドコモ光・ソフトバンク光等)も対象ですか?
A. 光コラボはNTT東西の回線を借りているため、完全解約(転用・事業者変更ではない「撤去」が伴う解約)の場合は撤去工事費の対象となる可能性があります。
転用・事業者変更で別の光コラボに乗り換える場合は撤去工事が発生しないケースが多いため、乗り換え方法の選択が重要です。
Q. 開通工事から解約まで二重払いが発生しますか?
A. 乗り換え先が開通してから旧回線を解約する手順をとると、数日〜数週間の二重払いが発生することがあります。金額は数百〜数千円程度が多く、キャッシュバックで相殺できるケースもあります。事業者によっては「乗り換えサポート」として旧回線の解約をサポートしてくれる場合もあります。
Q. マンションで「ひかり電話」も使っています。解約手続きはどうなりますか?
A. ひかり電話(光電話)を利用している場合、光回線の解約と同時にひかり電話も解約となります。番号ポータビリティ(MNP)の光電話版「光電話転用」を使えば電話番号を引き継げる場合がありますが、乗り換え先によって対応が異なります。現在の事業者に確認してください。
Q. 光回線を解約した後に撤去工事の立会いは必要ですか?
A. NTT回線の撤去工事には原則として立会いが必要です。平日・土日の日程が設定されますが、日程調整に時間がかかることもあります。値上げ前の完了を確実にしたい場合は、早めに現在の事業者へ連絡し「7月1日より前に撤去工事を完了させたい」と明示して日程を押さえてください。
まとめ:迷っているなら値上げ前・6月中の行動が合理的
- NTT東西の撤去工事費は2026年4月1日以降の解約申込分からすでに有料化(東: 戸建13,200円・集合11,000円/西: 戸建20,900円・集合14,300円)
- 2026年7月1日以降は値上げ予定のため、6月中の解約申込なら値上げ前の金額が適用される。無派遣工事(機器返却のみ)なら無料
- 転用・事業者変更を選ぶと撤去工事なしで乗り換えできるケースが多い
- 開通工事に2〜4週間かかるため、申し込みは6月10日頃までが目安
- 違約金・キャッシュバックとのトータル計算を必ず行う
「今の回線に不満はあるが、何に乗り換えればいいかわからない」方は、まず比較ページで自分のエリア・キャリアに合った回線を確認してみてください。
