
「光ファイバーとWi-Fiの違いは何ですか?」
「光ファイバーとWi-Fiはどちらが良いのでしょうか?」
「光ファイバーWi-Fiに接続できない場合はどうすればいいのでしょうか?」
光ファイバーとWi-Fiは、全く別物です。
光ファイバーは、光ファイバーケーブルを引き込むことで大容量・高速通信を可能にしたインターネット回線で、Wi-Fiは無線によるインターネット接続方式とその規格のことです。
そこで本記事では、光ファイバー回線とWi-Fiの違いや、それぞれの接続方法について詳しく解説します。
光ファイバー回線とWi-Fiの違い

光回線とWiFiには違いがあり、光回線は光ファイバーケーブルによる有線通信を利用したインターネット接続で、WiFiは無線通信を利用した通信システムです。
光回線は、自宅に光回線設備を設置することでインターネットに接続できるブロードバンド(回線)の一種で、WiFiは、サービスプロバイダーが提供する電波を利用して無線ルーターで様々な機器に接続できることが特徴です。
WiFiはモバイル回線(ホームルーター、モバイルWiFi)だけではありません。光回線もルーターに接続することで様々な機器をインターネットに接続することができます。
最大通信速度の違い(理論値)
光回線、モバイルWiFi、ホームルーターは、それぞれ最大通信速度(理論値)が異なります。
| 光回線 | モバイルWi-Fi | ホームルーター | |
|---|---|---|---|
| 最大通信速度 (理論値) | 約1~10Gbps | 約150Mbps~2.7Gbps | 約2~4.2Gbps |
光回線は、データ伝送に光ファイバーを使用するため、高速通信が可能です。最大速度(理論値)は1Gbps程度で、最近では最大速度5~10Gbps程度のサービスを提供する事業者もあります。
モバイルWi-Fiやホームルーターは、スマートフォンと同様、LTEや5Gなどの無線通信を利用します。モバイルWi-Fiのサービスでは、5Gに対応している場合は最大2.7Gbps、5Gに対応していない場合は1Gbps未満で提供することがあります。
データ通信容量と速度制限の違い
光回線、モバイルWi-Fi、家庭用ルーターでは、1カ月に使えるデータ通信容量と通信速度の上限が異なります。
| 光回線 | モバイルWi-Fi | ホームルーター | |
|---|---|---|---|
| データ通信容量 | なし | 月100GBや無制限など | 直近3日間の制限、月30GBなど |
光回線の場合、データ容量無制限のプランであれば、短時間に大量のデータを送受信しない限り、データ容量をあまり気にすることなくインターネットを利用することができます。
一方で、モバイルWi-Fiや家庭用ルーターでは、一定期間使用できるデータ容量が設定されている場合があります。例えば、1ヶ月に100GB以上のデータ通信を行った場合、一時的に通信速度が制限される場合があります。通信制限の条件は、サービス提供会社によって異なります。
サービス開始までの期間の違いについて
光ファイバー、モバイルWi-Fi、ホームルーターでは、利用開始までの期間に違いがあります。
| 光回線 | モバイルWi-Fi | ホームルーター | |
|---|---|---|---|
| 開通までの期間 | 2週間~1ヶ月 | 即日から | 即日から |
光回線をご利用いただくには、回線設備を設置するための開通工事が必要な場合があります。
基本的には、申し込みから回線工事、開通工事まで最短で2週間、工事が混雑している場合は1ヶ月程度かかることもあります。新生活の季節である3月、4月は設置が混み合う傾向にあるため、キャンセル料がかからない解約期間内に手続きを済ませたい場合は、余裕を持って申し込むと良いでしょう。
利用できる場所の違い
光ファイバー、モバイルWi-Fi、ホームルーターの利用可能な場所には違いがあります。
| 光回線 | モバイルWi-Fi | ホームルーター | |
|---|---|---|---|
| 持ち運び | × | 〇 | 室内に限り移動可能 |
光回線は、回線工事が完了した場所でのみ利用可能です。Wi-Fiルーターを設置した場合、Wi-Fiの範囲内であれば、インターネット接続が可能ですが、外出先から光ファイバーによるインターネット接続を利用することはできません。
まとめ
この記事では、光ファイバー回線(有線)とWi-Fi(無線)の違いを、速度・通信容量・開通期間・利用できる場所の観点から解説しました。以下のポイントを参考に、ご自身の使い方に合った接続方法を選んでください。
- 最大通信速度は理論値では有線の光ファイバー回線のほうが安定して速い傾向がある
- Wi-Fi(無線)は配線不要で手軽だが、距離や障害物・同時接続台数で速度が変動しやすい
- 光ファイバー回線は開通までに工事期間が必要な場合がある一方、モバイル回線は届いたその日から使えることが多い
- 安定した高速通信なら光ファイバー+Wi-Fiルーターの併用、工事不要・持ち運び重視ならモバイルWi-Fiが向いている
光回線とWi-Fiの違いに関するよくある質問
Q. 光回線を契約すればWi-Fiは自動で使えますか?
いいえ。光回線は「有線の通信回線」のため、Wi-Fi(無線)で使うには無線LANルーターが別途必要です。事業者によってはルーター機能つきの機器が貸し出される場合もあります。
Q. 光回線とWi-Fi、どちらが速いですか?
「光回線かWi-Fiか」という比較ではなく、光回線という回線をWi-Fiという無線方式で使う関係です。一般に有線(LANケーブル直結)の方が安定して速く、Wi-Fi接続は手軽な反面、距離や障害物で速度が変動しやすい傾向があります。
Q. 工事不要でWi-Fiを使う方法はありますか?
あります。モバイルWi-Fiやホームルーターはコンセントに挿す・SIMを入れるだけで使え、開通工事が不要です。ただしデータ容量や通信の安定性は光回線に劣る場合があります(最新の容量・料金は各サービスの公式情報でご確認ください)。
光回線でWi-Fiを使うために必要な機器
光回線を契約しただけではWi-Fi(無線)でインターネットを使うことはできません。光回線はあくまで「有線の通信回線」であり、その回線を電波に変えて各端末へ届けるための機器が別途必要です。具体的には次の3つを用意します。
- ONU(回線終端装置)…光ファイバーで届いた光信号を、パソコンやスマホが扱えるデジタル信号に変換する装置。光回線の契約時に回線事業者から貸し出されるのが一般的です。
- 無線LANルーター(Wi-Fiルーター)…ONUからの信号を電波(Wi-Fi)に変換し、複数の端末を無線で同時接続できるようにする機器。事業者からレンタルできる場合と、市販品を購入する場合があります。
- LANケーブル…ONUと無線LANルーターを有線でつなぐためのケーブル。ルーターの性能を活かすにはカテゴリ6A以上が目安です。
ONUと無線LANルーターが一体型になった機器(ホームゲートウェイ)が提供されるケースもあり、その場合は別途ルーターを用意する必要はありません。
光回線でWi-Fi接続する手順
必要な機器がそろったら、以下の手順でWi-Fi接続を行います。具体的なボタン名や設定画面は機器によって異なるため、詳細は各機器の取扱説明書もあわせて確認してください。
- ONUと無線LANルーターをLANケーブルでつなぐ…ONUのLANポートと、ルーターのWAN(INTERNET)ポートをLANケーブルで接続します。
- ルーターとONUの電源を入れる…ONU→ルーターの順に電源を入れ、ランプが正常点灯(多くはインターネット/WAN/Wi-Fiランプが点灯)するまで数分待ちます。
- 接続したい端末でWi-Fi設定を開く…スマホやパソコンの「設定」からWi-Fi(無線LAN)をオンにします。
- SSIDを選びパスワードを入力する…ルーター本体の側面やラベルに記載されたSSID(ネットワーク名)を選び、同じく記載の暗号化キー(パスワード)を入力すれば接続完了です。
多くの無線LANルーターはWPSボタンに対応しており、対応端末ならボタンを押すだけでパスワード入力を省略して接続できます。
