光回線用ルーター選びのポイント

まず、これから自力でルーターを購入される方のために、選び方のポイントをご紹介します。
ルーターには無線LANの規格があり、現在広く普及している主流規格は「Wi-Fi 6」です(最新世代としてWi-Fi 7も登場しています)。正式名称は「IEEE802.11ax」で、従来の「IEEE802.11ac」よりもさらに高速な通信を実現しています。
Wi-Fi 6とは、いつから始まった?機能・価格について
選ぶ際には、以下のポイントに注意しましょう。
機器側の規格を確認する
無線LANの規格が最新であっても、接続するPCやスマートフォンが対応していなければ意味がありません。
パソコンやスマートフォンのマニュアルには、無線LANの規格が記載されていますので、無線接続する機器側の規格を確認しましょう。
なお、Windows 10を使用している場合は、以下の方法で無線LANの規格を確認することができます。
- タスクバーの検索ボックスで「cmd」と入力する
- コマンドプロンプトが起動する
- 「netsh wlan show interface」と入力し、[Enter]キーをクリック下する
- 「無線の種類」を確認する
通信方式がIPv6かどうか
速度とは別に、「IPv6に対応しているかどうか」を確認することも重要です。
IPv6は、従来のIPv4よりも高速な通信方式で、回線が混雑しがちな夜間でもスムーズにインターネットに接続することができます。
通信速度
光ファイバー網の多くはIPv6に対応していますので、ルーターもIPv6に対応したものを選びましょう。
ビームフォーミングやMU-MINOなどの技術
ルーターは、できるだけ多くの機能を備えたものを選ぶことをおすすめします。あったほうがいい機能には、次のようなものがあります。
ビームフォーミング
Wi-Fiをビームのようにまっすぐ通信機器に送る機能です。
ルーターがWi-Fi接続されたPCやスマートフォン端末の位置を特定し、集中的に電波を送ります。こちらの機能のメリットは、ルーターから離れた場所でもインターネット回線に接続しやすくなることです。
MU-MINO
これまでルーターは、複数の機器を同時に接続すると速度が低下する傾向がありました。しかし、MU-MIMOを搭載したルーターは、ルーターのアンテナ本数を増やして同時通信容量を向上させ、速度が低下しにくくなります。
バンドステアリング
2.4GHzと5GHzの周波数を自動的に切り替えて使用する機能です。
主に通信速度の速い5GHzの周波数を使用しますが、5GHzの電波が届きにくくなると、自動的に2.4GHzの電波に切り替わります。こちらの機能は、安定したWi-Fi接続を行うために必要な機能です。
購入かレンタルかの選択

ルーターはサービス契約とは別に購入するのが一般的ですが、光回線ではルーターのレンタルを行っているところもあります。以下、購入とレンタルの2種類のルーターについて、簡単に説明します。
購入する場合
ルーターは、家電量販店などで購入することができます。価格は安価なもので数千円、高価なもので2万円前後と幅があります。メリットは、様々なメーカーから製品が発売されており、自分のニーズに合った機種を自由に選べることです。
デメリットは、光回線の契約料とは別にルーター代が必要なことです。基本的に性能が高いほど価格も高くなるため、安定した通信を希望し、最新機能を搭載した高性能なルーターを購入する場合は、高額な費用が必要になります。
レンタルの場合
一部の光回線では、レンタルルーターが用意されています。レンタル可能な機種は、光回線やプロバイダによって異なりますが、レンタル料金はプロバイダによって異なり、月額500円前後〜無料の場合もあります。ルーターを購入する場合と異なり、契約時の費用負担を軽減できるのがメリットです。
また、プロバイダーによっては、Wi-Fiルーターの無料レンタルを行っているところもあります。
デメリットは、各社ともレンタルできるルーターの台数に限りがあり、機種を選べないことです。お気に入りの機種があり、契約予定の光回線で取り扱いがない場合は、購入を検討したほうが良いでしょう。
光回線用ルーター選びのまとめ
- Wi-Fi 6(802.11ax)対応ルーターで速度・同時接続数が大幅に向上
- 光回線のIPv6(IPoE)対応には、ルーター側もv6プラス/IPv6パススルー対応が必要
- 通信速度・ビームフォーミング・MU-MIMOなど機能と予算のバランスで選ぶ
- レンタルより購入のほうが長期的にコストを抑えられる
光回線用ルーター選びに関するよくある質問
Q. 光回線のルーターは自分で用意する必要がありますか?
A. プロバイダからレンタルできる場合と、自分で市販品を購入する場合があります。レンタルは月額数百円程度、市販は買い切りのため長期的には割安になることが多いです。契約プランのIPv6(IPoE)方式に対応した機種を選ぶことが大切です。
Q. ルーター選びで重視すべきポイントは?
A. ①契約回線の最大速度(1ギガ/10ギガなど)に対応しているか、②IPv6(IPoE/v6プラス等)対応か、③Wi-Fi規格(Wi-Fi 6/6Eなど)、④同時接続台数や対応エリア(間取り)の4点です。回線の速度を活かすには、回線とルーターの両方が新しい方式に対応している必要があります。
Q. 市販ルーターとレンタルルーターはどちらがおすすめ?
A. 手軽さ・サポートを重視するならレンタル、速度・機能・長期コストを重視するなら市販がおすすめです。市販を選ぶ場合も、契約プランのIPv6方式に対応した機種でないと速度が十分に出ないことがあるため注意しましょう。
