光回線の事業者変更(乗り換え)のとき、ONUは交換する?返却は必要?当日ネットは止まる?
光コラボ同士で乗り換えを検討するとき、意外と迷いやすいのが「機器の取り扱い」です。「ONUを交換しなければいけないの?」「返却するとしたらどこに?」と不安になる人も多いはずです。
結論:光コラボ同士の事業者変更であれば、ONUは原則そのまま使い続けます。返却も交換も基本的に不要です。
NTTロゴが入ったONUはそのまま、変わるのは「契約先(窓口)」と「支払い先」というイメージです。ただし、10ギガプランへの変更や、独自回線(auひかり・NURO光など)への乗り換えなど、例外もあります。この記事では、ONU・Wi-Fiルーターの扱いと、切り替え当日のトラブル回避ポイントまで、2026年最新情報をもとにまとめて解説します。

配線も抜かなくてOK!そのまま使い続けられるのが事業者変更の最大のメリットだよ。
【1分で判断】ONUの交換・返却が必要なケース早見表
あなたの乗り換えパターンはどれ?
| 乗り換えパターン | ONUの扱い | 補足 |
|---|---|---|
| 光コラボ(1G)→ 光コラボ(1G) | 交換なし(そのまま) | もっとも一般的なパターン。返却不要。 |
| 光コラボ(1G)→ 光コラボ(10G) | 交換が必要になることが多い | 10G対応ONU/ホームゲートウェイ(HGW)に変わるケースが多いです。 |
| 光コラボ → auひかり/NURO光など独自回線 | 旧ONU返却+新機器設置 | NTT設備を使わないため、新規契約扱いになります。 |
| ひかり電話(HGW一体型)利用中 | 要確認 | 機器構成が変わることがあるため、申込時に事業者へ確認を。 |
事業者変更とは?まずは仕組みを整理
事業者変更とは、NTT東日本・西日本のフレッツ光回線をそのまま使いながら、光コラボ(ドコモ光やソフトバンク光など)の契約先だけを乗り換える手続きのことです。
NTTの設備(光コンセント〜ONUまで)は共通で使うため、通常は大がかりな配線工事をせずに、支払い先(窓口)だけを別の光コラボ事業者に切り替えるイメージになります。
たとえるなら、家まで引き込まれている光回線(道路)は同じままで、変わるのは「入口で受付をする会社(窓口)」だけ、という感覚です。この仕組みがあるため、光コラボ同士の事業者変更では、通常はONUを含む宅内機器を入れ替えずに済みます。
代表的な光コラボの例
ドコモ光、ソフトバンク光、楽天ひかり、So-net光/光プラス、ビッグローブ光、@nifty光、OCNインターネット、GMOとくとくBB光、ぷらら光、@TCOMひかり など
事業者変更の手続きは、以下の流れで進みます。
- 現在の光コラボ事業者から「事業者変更承認番号」を取得する
- 乗り換え先の光コラボ事業者に番号を提示して申し込む
- 切り替え当日(回線切り替えの開通日)を迎える
工事不要・機器交換なし・最短1〜2週間で完了するのが最大のメリットです。
光コラボの事業者変更でONUを交換しなくてよい理由

光コラボは、NTTのフレッツ光と同じ設備(光ファイバー)を使って提供されているため、光コラボ同士の事業者変更ではONUを継続利用するのが基本です。
つまり、回線や機器はそのまま、契約窓口だけが別の会社に切り替わると考えると分かりやすいでしょう。ONUはNTTが管理・貸し出しをしているため、光コラボが変わっても引き続き同じ機器を使用します。引っ越したわけでも工事をしたわけでもないので、ONU本体・電源ケーブル・光コンセントへの接続はすべてそのままでOKです。
✅ 事業者変更でそのまま使い続けられる機器
ONU(光回線終端装置)、電源アダプタ、光コンセントとの接続配線、自前のWi-Fiルーター
光コンセント(壁に設置された光ファイバーの差し込み口)がご自宅にない場合は、新たに工事が必要なケースもあります。詳しくは光コンセントがない場合の対処法と工事について解説した記事もご参照ください。
【例外あり】ONUの交換や返却が必要になる3つのケース
① 1ギガから「10ギガプラン」へアップグレードする場合
近年は10ギガプランを提供する光コラボ事業者も増えていますが、1ギガから10ギガへ変更する場合は、10ギガ対応のONU(またはホームゲートウェイ)へ交換が必要になることが多いです。
手続きや交換方法は事業者によって異なり、工事担当者が訪問して交換する場合もあれば、郵送された機器を自分で入れ替える形になる場合もあります。
【参考】10ギガ対応ONU(XGS-PON対応機器)の特徴
- 最大通信速度:下り10Gbps(理論値)
- 対応工事:NTTによる機器交換工事が必要(訪問または郵送)
- 費用:事業者によって工事費が発生する場合あり(最新情報は各社公式サイトでご確認ください)
② 光コラボ以外の「独自回線」へ乗り換える場合
光コラボから、NTT設備を使わない独自回線へ乗り換える場合は「事業者変更」ではなく新規契約扱いになるため、今使っているNTT側のONUは返却となります。
主な独自回線の例:
- auひかり(KDDIが敷設した独自の光ファイバーを使用)
- NURO光(ソニーネットワークコミュニケーションズが独自整備)
- eo光(関西電力グループ系列)
- コミュファ光(中部テレコミュニケーション)
これらに乗り換える場合は、現在の光コラボを解約(または廃止)し、新たに工事・機器設置が必要です。乗り換え先の工事日まで「断線期間」が発生することもあるため、スケジュールに余裕を持って手続きを進めることをおすすめします。
➡ 一戸建てのインターネット工事の流れはこちらで詳しく解説しています。
➡ ケーブルテレビから光回線への乗り換えを検討している方はこちらもご覧ください。
③ ひかり電話(HGW一体型)を利用している場合
現在「ひかり電話(VoIP)」を契約していて、ONU機能とルーター機能が一体になったホームゲートウェイ(HGW)を使っている場合は、事業者変更後に機器構成が変わるケースがあります。
特に以下の場合は、申し込み前に乗り換え先事業者に確認することを推奨します。
- ひかりTVやひかり電話を継続利用したい場合
- HGWに複数のLANポートを接続している場合
- スマートホーム機器などをHGW経由で接続している場合
➡ 事業者変更後のテレビ(ひかりTV)への影響はこちらで解説しています。
Wi-Fiルーターはどうなる?事業者変更後の扱い
事業者変更でONUがそのまま使えるなら、Wi-Fiルーターも当然そのまま使えます。自前(市販)のルーターを使っている場合は、事業者変更前後で設定変更が不要なケースがほとんどです。
| 状況 | 対応 |
|---|---|
| 自前ルーターを使っている場合 | 原則そのまま使用可能(再設定不要) |
| 旧事業者のレンタルルーターを使っていた場合 | 解約時に返却が必要(確認を) |
| 新事業者のレンタルルーターを利用する場合 | Wi-Fiのパスワードが変わることがあるので各端末で再接続が必要 |
| 1G→10Gプランへ変更する場合 | Wi-Fiルーターも10G対応(Wi-Fi 6/6E対応)に変更すると速度を活かせる |

スマホ・タブレット・ゲーム機も、ルーターが変わらなければ基本的に再設定は不要だよ!
ゲーム機などのインターネット接続に関しては、ゲーム機のネット接続と光回線の選び方もあわせてご参照ください。
事業者変更当日の流れ・切り替え時の断線について
事業者変更の切り替え当日は、短時間(数時間程度)インターネットが使えなくなることがあります。これは旧事業者から新事業者への回線切り替え作業のためで、異常ではありません。
切り替え当日の一般的な流れ
- 切り替え予定日の午前中〜午後にかけて、一時的に接続が切れる
- 切り替え完了後、ONUの「光」ランプが再点灯する(緑または青)
- Wi-Fiルーターを再起動して接続を確認する
- メールアドレスや各種サービスの設定変更が必要な場合は対応する
⚠️ 当日に断線したままの場合
切り替え予定時刻を大きく過ぎてもONUのランプが点灯しない・接続できない場合は、乗り換え先事業者のサポートに問い合わせてください。
事業者変更中の「断線空白期間」が不安な方は、光回線乗り換えの空白期間と対策について詳しく解説した記事も参考にしてみてください。
また、マンションにお住まいの方は、建物の回線タイプによって事業者変更の可否や手順が異なる場合があります。マンションのLAN配線方式と事業者変更への影響についても事前に確認しておくと安心です。
NTTレンタル機器の返却が必要な場合の手順
光コラボから独自回線へ乗り換える場合や、フレッツ光を完全に解約する場合は、NTTにONU(またはHGW)を返却する必要があります。
返却の一般的な流れ
- 解約手続きが完了すると、NTTから返却キットが郵送される
- 同梱の梱包材にONU・電源アダプタなどの付属品をまとめる
- 指定の返送先に発送する(着払い対応の場合が多い)
- 返却完了が確認されて手続き終了
返却時の注意点
- ONU本体・電源アダプタ・NTT付属のLANケーブルを揃えて返送する
- 壁の光コンセントは撤去不要(NTTの資産として残置)
- 返却期限が設けられている場合があるため、解約通知をよく確認する
- 紛失・破損の場合は費用が発生する可能性がある
引越しのタイミングで乗り換える場合は、旧居での解約・機器返却と新居での新規申し込みが重なることがあります。引越し前の光回線手続きの流れもあわせてご確認ください。
また、家電量販店などで乗り換えを検討している方は、家電量販店でのネット回線契約の注意点も参考にしてみてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 事業者変更後、ONUのランプの色や点滅パターンは変わりますか?
A. 基本的には変わりません。光コラボ同士の事業者変更では、ONUはNTT管理の同じ機器をそのまま使い続けます。切り替え当日に一時的に消灯・再点灯することがありますが、切り替え完了後は従来と同じランプ状態に戻ります。緑点灯(または青点灯)が通常の使用状態です。なお、ランプがずっと赤点灯・消灯のままの場合は、乗り換え先事業者のサポートへ問い合わせてください。
Q. 現在フレッツ光(NTT直接契約)から光コラボに変える「転用」の場合も、ONUはそのままですか?
A. はい、転用でもONU・HGWはそのまま継続利用できます。フレッツ光から光コラボへの転用も、NTT設備はそのまま使うため、機器の交換・返却は原則不要です。ただし、ルーターの接続設定(PPPoEからIPoEへの変更など)が必要になるケースがあるため、乗り換え先事業者の案内をご確認ください。
Q. マンション住まいですが、事業者変更はできますか?ONUの扱いはどうなりますか?
A. マンションの回線タイプによって異なります。マンション内の配線方式が「光配線方式」であれば、一戸建てと同様に事業者変更が可能で、ONUも継続利用できます。「VDSL方式」「マンションLAN方式」の場合は機器構成が異なり、乗り換え可否の事前確認が必要です。詳しくはマンションの回線タイプ別の乗り換え方法をご覧ください。
まとめ:ONU交換・返却の確認ポイント
光回線の事業者変更でONUがどうなるかは、以下の2点で判断できます。
✅ ONU交換・返却が不要なケース(原則)
- 光コラボ(1G)→ 光コラボ(1G)への事業者変更
- フレッツ光 → 光コラボへの転用
⚠️ ONU交換・返却が必要になるケース(例外)
- 1G → 10Gプランへのアップグレード(10G対応ONU交換が必要)
- 光コラボ → auひかり・NURO光など独自回線への乗り換え(NTT機器を返却)
- ひかり電話(HGW)利用中で機器構成が変わる場合(要確認)
乗り換えを検討している場合は、まず「光コラボ同士か?」「1Gプランのままか?」の2点を確認するのが最初のステップです。
📋 乗り換え前のチェックリスト
- 現在の光コラボ名・プラン(1Gか10Gか)を確認する
- 乗り換え先が光コラボか独自回線かを確認する
- ひかり電話・ひかりTVの継続有無を確認する
- 事業者変更承認番号を取得する(乗り換え先申し込み時に必要)
- 切り替え当日の断線時間帯を事前に把握する
各事業者の最新キャンペーン・料金情報は変更が多いため、必ず各社公式サイトで最新情報をご確認ください。
家族への乗り換え提案を検討している方は光回線乗り換えを家族・親に説明するポイントも参考にどうぞ。

